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今回追加する問題は「創作漢字クイズ」となります。
脳トレでは定番の「漢字問題」。
でも、毎回漢字の問題や計算の問題ばかりでは高齢者の方々にも飽きが生じ、意欲が低下してしまうことも少なくないかと思います。
そこでおすすめなのが「創作漢字」。
第7回創作漢字コンテスト(外部サイトへ移動します)
産経新聞社と立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所が主催で行われている「創作漢字コンテスト」というものがあり、実在しないけれどユニークな創作漢字が紹介されています。
なるほどと納得してしまうものから、少し笑ってしまうようなものまで様々なものがあり、少し変わった問題をやりたいなという場面では役立つ問題ではないかと思います。
おもしろさに加え、普段と違った問題のため、高齢者の方々の反応も期待できるのではないかと思います。
では、例題や進行例はページ後半で。
例題と進行例
【必要なもの・事前準備】
・紙、またはホワイトボードなど問題を記載するもの。
・インターネットで「創作漢字」「創作漢字 ○回」で検索すると過去の受賞作品が紹介されたページが出てくるので、そのサイトから使いたいと思う漢字を準備しておく。
【例題】
第7回創作漢字コンテスト (平成29年8月24日現在最新回)
※外部サイトへ移動します。
この中からいくつか漢字を選択し、漢字の成り立ちから漢字の読み方を想像していただく。
【進行例…進行時の例文を参考までにいくつか記載しています】
・問題説明
①「今日はいつもと少し違う漢字問題をやりたいと思います。これらの漢字は実在しない創作漢字です。漢字の成り立ちから読み方を考えてみましょう。」
②「これらの漢字は実在しないもので、誰かが意味から形を考えた漢字です。漢字の成り立ちや形から読み方を想像してみましょう。」
③「これらの漢字は実在しないもので、創作された漢字です。難しく考えず、頭を柔らかくして漢字の成り立ちや形から読み方を想像してみましょう。」
など。
・進行途中でのヒント、盛り上げ方の例
①(第7回「いもたれ」を例として)
「この漢字の右側の縦棒は壁に見立てているようです。胃という漢字が壁に向かって斜めになっていますよね。ということは…」
②(第7回「いっぽんとられる」を例として)
「元の漢字は何かわかりますか?そう、剣という漢字ですよね。」
「剣を数えるときどのように数えますか?1本2本というふうに数えるかと思います。」
「この創作漢字はどこが違うでしょう?一本足りませんよね。」
「一本足りないんですが取ってしまったのかもしれませんね」
など、少しずつ解答を導くようにヒントを出していく。
など。
・解答の発表例
この問題では解答をお伝えし、その後に読み方が納得いただけるように成り立ちを説明していただくのがよいかと思います。
解答をお伝えするだけでは「なんでだろう」と疑問が残ってしまう可能性もあり、そこで考えが止まってしまう可能性があります。
そのため、解答に至る理由や説明をし、それを聞きながら考えて「そうだったんだ」と理解していただくことが重要かと思います。
・締めの言葉
①「今日は少し変わった感じの問題をしてみました。いつも漢字や計算ばかりでは頭を疲れてしまうと思いますので、また息抜きがてら別の創作漢字をご紹介したいと思います。」
②「創作漢字はいかがだったでしょうか?身近にある漢字と少し違って楽しんでいただけたのではないかと思います。また次の機会に別のものをご紹介したいと思いますので、なぞなぞ感覚で取り組んでみてください。」
など。
前述したようにいつもと少し変わった問題をするだけでも高齢者の方々の反応には変化があります。
進行の例で記載した内容は文章での表現のため、話に堅さがある印象が強いかと思いますが、ここも進行するスタッフの進め方や雰囲気作り次第かと思います。
プリント形式など、高齢者の方ご自身で取り組んでいただく場合は、問題の意図をしっかりと理解していただけるよう、事前の説明を十分にしておきましょう。
それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました。