【脳トレ問題】3.難読漢字(魚偏の漢字)

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今回追加する問題は「3.難読漢字(魚偏の漢字)」となります。

魚偏に関する難読漢字問題です。

ただ漢字の問題を解くだけではおもしろみに欠け、集中して取り組んでもらえない場合も考えられます。

解答はページ下部でご紹介しています。

ヒントや由来も記載していますので、進行の際の参考にしていただければと思います。

漢字の問題では、「わからない」となってしまうと思考が止まり、脳トレの効果も期待できなくなってしまうため、漢字の意味から想像してもらうなど、進行を意識してみてください。

また、魚偏の漢字の読み方を当てていただくだけではすぐに終わってしまうことが予想されるため、一度実施したあとに別の問題を挟み、最後にもう一度思い出していただくなとするとよいかもしれません。

①鰻

ヒント:日本では決まった日にこの魚を食べる風習があります。最近では国産のものはかなり貴重になってきているようです。

②鰹

ヒント:タタキなどにして食べられます。国民的アニメ「サザエさん」にも長男として登場しています。

③鰯

ヒント:「弱」というイメージから名前が付いたとされる説が有力です。他の魚にも捕食されやすいとのこと。

④鰈

ヒント:漢字の旁(つくり)=右側は「葉」をイメージするとわかりやすいかもしれません。形からきたのでしょうか?

⑤鯖

ヒント:漢字の旁は「青」で考えてみましょう。海にいて青魚といえばこの魚ではないでしょうか。

⑥鱚

ヒント:漢字の成り立ちとは関係ありませんが、大半の男性が女性にされると喜ぶ行為と同じ読み方です

⑦鰤

ヒント:出世魚でこれは最後の名称です。

⑧鱒

ヒント:川魚で「ベニ」、「ヒメ」、「ニジ」のつく種類などがいます。

⑨鱈

ヒント:白身魚で冬が食べ頃の魚です。鍋などにすると非常においしいですね。

⑩鯰

ヒント:管理人は「念じることで地震を起こす」とされることから旁が「念」なのかなと思っていました。


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解答はこちら

①鰻 → ウナギ

由来:日本では奈良時代の「万葉集」に「武奈伎」として見えるのが初出で、平安後期頃まではウナギのことを「ムナギ」と呼ばれていたようです。院政期に「ムナギ」から変化した「ウナギ」という語が登場し、その後は「ウナギ」で定着ようです。ちなみに「ムナギ」は、家屋の「棟木(むなぎ)」のように丸くて細長いから 、胸が黄色い「胸黄(むなぎ)」から 、料理の際に胸を開く「むなびらき」から、といったようにいくつか由来となる説があるようです。

②鰹 → カツオ

由来:「古事記」や「万葉集」では「堅魚(カタウオ)」という漢字表記で登場するようです。この「カタウオ」が変化して「カツオ」になったというのが通説とされ、他にもカツオは疑似餌でどんどん釣れるくらい「な魚」だから、弱いイワシに対して強い魚だから「勝つ魚」→「カツオ」となったとう説などがあるようです。ちなみに「堅」は巻きつくの意味で、鰹には「長くて巻きつく魚」という意味もあり、中国ではこの字はウナギを指ようです。

③鰯 → イワシ

由来:陸に揚げるとすぐに弱って腐りやすいこと、ほかの魚に捕食されることから「弱し(よわし)」が転訛したという説などがあるようです。大量に獲れたことから高級魚ではない意で「卑し(いやし)」に由来するなど諸説あります。

④鰈 → カレイ

由来:鰈という字は、カレイとして日本で作られた漢字とのこと。「魚+葉=鰈」が元となっており、この「葉」が漢字の中に入れらてたのは、葉っぱのように薄いという意味から薄い魚ということで鰈という字になったといわれているようです。

⑤鯖 → サバ

由来:「鯖」は本来、魚や鳥獣の肉などを混ぜて煮た料理や、淡水魚の一種を指した字でもあったようですが、サバの色が青いことから、「鯖」の字はサバに対して使われるようになったとの説があるようです。

⑥鱚 → キス

由来:日本各地の海岸から比較的容易に釣れることから、「岸」が変化したとされる説や、すぐに群れを成すため「帰す」からきたとされる説などいくつかあるようですが、「接吻」を意味する「キス」とは関係ないとのこと。笑

⑦鰤 → ブリ

由来:中国では「老魚」とよばれ、日本ではそれを年を経た魚という意味で「経魚」と言い表していました。この「老魚」や大きな魚という意味から、魚師という意味で鰤という字になったという説があります。他には、ブリは旧暦の師走の頃に脂がのって食べ頃になることから、「師走」の「師」を取って鰤という字になったという説などがあるようです。

⑧鱒 → マス

由来:漢字の「鱒」は中国では「赤い目の魚」という意味があり、カワアカメと呼ばれたコイ目コイ科の淡水魚を指す名前であったようです。日本では産卵期に腹が赤い婚姻色になることから、マス(サクラマス)に赤色という類似点から「鱒」という字を当てたという説があるようです。ただ、管理人はこの意味がよくわかりませんでしたので参考までに…。他にも旁である「尊」には「細長い酒壺の形をした」とか「かっこうがよい」といった意味があるようで、この意味からという説もあるようです。

⑨鱈 → タラ

由来:「鱈」は日本で作られた国字とのこと。タラは「初雪のあとに獲れる」とか「身が雪のように白い魚」から魚偏に雪を旁にあてられたと言われています。日本が発祥の漢字ですが逆輸出され現代中国でも用いられているようです。

⑩鯰 → ナマズ

由来:「念」には「ねばる」という意味があり、ナマズの体が「ぬるぬるねばる」ことに由来するという説があるようです。ちなみに中国ではナマズを「鮎」と書くようですが、これは日本では「アユ」ですよね。

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